2010年1月9日土曜日

オルソケラトロジーのデメリットとは?

オルソケラトロジーのデメリットとは何でしょうか?

オルソケラトロジーは、たしかに画期的な視力矯正法です。寝ているあいだに近視を矯正し、日中は裸眼ですごせるわけです。

しかし近視といっても、オルソケラトロジーで矯正できる近視には限度があります。強度の近視は矯正できないというデメリットがあるのです。

強度の近視は、角膜の突出が大きくなっています。
そのため角膜を変形させようとしても、うまくへこんでくれないわけです。
ただしオルソケラトロジーの進化形である「オサート」では強度の近視の矯正が実現しています。

そのほか目の表面に疾患がある場合、オルソケラトロジーの治療ができないことがあります。たとえばドライアイ、角膜炎、結膜炎といったもの。へたにハードコンタクトレンズを装用すると、症状を悪化させてしまうからです。この場合も、オサートなら適応が可能になっています。

オルソケラトロジーのデメリットとして、きちんと一定時間、睡眠を取らなければいけない、ということがあります。いまや日本人の5人に1人は、睡眠で悩んでいるといわれています。不眠症や睡眠障害があった場合、角膜の矯正不足で、思ったように視力が出ないのです。

そのほか、もともと睡眠が少なくても十分な「ショートスリーパー」が、まれに存在します。こういった人は、角膜を矯正するだけの時間がとれないので、適さないと考えられます。

そのほかオルソケラトロジーの治療費は、保険が適用できないので、かなり高額になるという問題があります。これはレーシック手術でも同様です。